喘息とは
喘息に関する資料を掲載しています。参考にお読みください。
●喘息とは |
喘息 asthma
(アズーマ)ということばは、古代ギリシア時代から〈あえぐ〉という呼吸困難を意味することばとして用いられ、ギリシャのヒポクラテスも、これは発作的に起こるものとしていたようです。正式には気管支喘息と呼ばれ「笛声喘鳴(てきせいぜいめい)をともなう発作性の呼吸困難」を起こす病気です。
笛声とはヒューヒュー、喘鳴とはゼーゼーという呼吸の際に起こる音のことです。ただし、喘鳴があれば
全て喘息であるとは限りません。 |
●喘息の原因 |
本症の主要な成因はアレルギーと気道過敏症であるが、自律神経失調、精神的な刺激、細菌およびウイルス感染、気管支のβ受容体の機能低下なども関与していると考えられます。これらが気管支筋の痙縮させ、その結果起こる肺胞への空気の流入減少などを引き起こします。 |
●気管支喘息 |
発作的に喘鳴をともなう呼吸困難をきたす疾患です。気管や気管支の種々の刺激に対する反応が異常に亢進しているため、刺激にあうと、気道系に広範な狭窄を生じ、そのため喘鳴、咳、呼吸困難などの症状があらわれます。この狭窄は自然にあるいは治療によって改善し、これら症状が消失する疾患です。このような気道狭窄症状は、慢性気管支炎、肺気腫、肺腺維症などの気管支・肺疾患や心不全などの心疾患でも起こりますが、この場合は気管支喘息とはいいません。 |
●小児喘息 |
気道抵抗の上昇による笛声・喘鳴・発咳の特発性の発作をくりかえす状態で、自然に、または治療による回復します。発作は、夜から朝にかけてひどくなります。 【原因】 【症状】 【発症年齢】 【発作時】 【治療のポイント】 |
●治療法方 |
喘息の一般的治療は、アレルゲンの発見とその除去、アレルゲンエキスの微量注射による減感作療法のほか、発作予防薬といわれる経口薬剤や吸入薬剤を使用します。発作に対しては、気管支拡張剤として、交感神経刺激剤やキサンチン誘導体などが用いられます。副腎皮質ホルモンも用いられ、重症発作ではこれらの点滴静脈注射や酸素吸入、気管切開、人工呼吸器の使用が必要になることもあります。 |
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